
よくみられる症状
よくみられる症状
小さなお子さんは、症状をうまく伝えられず病気が分かりにくいことがあります。また、病気が急に進行することもあるので、普段と様子が違うなと思ったら注意が必要です。
こどもの発熱の原因はほとんどが感染症ですが、熱が出てすぐは、検査をしても陰性になることが多いです。外気温や衣類の着せすぎで熱がこもってしまう「こもり熱」もあります。熱が出てもあわてず、衣類を調整し水分をこまめに取らせて、ゆっくり休ませてあげてください。発熱が続く場合は、熱型表をつけておくと、病院で診察を受ける際に役立ちます。
生後半年頃から使用できます。一時的に熱を下げますが、病気を治すものではありません。熱でつらそうなときは、38.5℃以上を目安に使用してください。熱が高くても元気なら、必ずしも使う必要はありません。続けて使うときは、6時間以上間隔をあけましょう。
「せき」は気道に侵入した異物を体の外へ出すための防御反応です。気道へのさまざまな刺激(ウイルス、ほこり、花粉、冷たい空気、煙など)によって起こります。子どもによくみられるのは、ウイルスの感染や、アレルギー性の炎症によって気道の粘膜が敏感になったり、痰などの分泌物が増え、それを取り除こうとするためにおこる「せき」です。また、粘膜の腫れや痰で空気の通り道が細くなると、息をするときにぜえぜえやひゅーひゅーといった音がすることがあり、これを喘鳴といいます。
「せき」は自然によくなることが多いですが、2週間以上続くときはご相談ください。
鼻水は気道に侵入した異物を洗い流したり、鼻から吸い込んだ空気を加湿するために、健康な状態でも分泌されています。冷たい空気やほこりを吸ったり、かぜウイルスが鼻粘膜に侵入すると多くなります。また、幼児以降では、ほこりや花粉によるアレルギーで鼻水がでることもあります。軽い鼻みずだけでほかに症状がなければ様子を見ましょう。乳児は鼻水が多いと、ミルクが飲みにくくなることがあります。授乳前に市販の鼻吸引器などで鼻水を吸ってあげると飲みやすくなります。
子どもの嘔吐、下痢の多くは、ウイルスや細菌などによる感染性胃腸炎です。ただし腹痛が強い場合は、腸重積や盲腸の可能性もあります。また、食物アレルギーでも嘔吐や下痢になることがあります。乳幼児の場合、咳き込んで嘔吐することもよくあります。
下痢の場合、水のような便か、やわらかい便か、白っぽくないか、血液やネバネバした粘液が混ざっていないか、臭いなどをチェックし、下痢の回数もつけておきましょう。気になる便の場合は、オムツを受診の際に持参してください。
嘔吐が激しい時は、口をゆすいだり口の中の湿らせる程度にしてください。吐き気止めなどで嘔吐が落ち着いたら、ティースプーン1杯程度の水分を15分ほどの間隔ではじめましょう。1時間くらいで症状の悪化がなければ、すこしずつ量を増やしましょう。
乳幼児の1日の水分量の目安 | 体重(kg)×50~100ml 例)体重10kgの場合 =500~1000ml |
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生後1か月を過ぎると、便の回数が減ってきます。毎日出なくても、まとめてたくさんやわらかい便が出て、体重も順調に増えていれば心配ありません。
便が週3回より少ない、固くて出にくい、お腹が張る、うなっていきむ回数が増えるなどの症状が続くと、便秘と考えます。生後6か月くらいまでで便秘になった場合、綿棒浣腸での刺激を試してみましょう。
トイレトレーニングや保育所・幼稚園に通いだして、うんちを我慢することを繰り返すと便秘になることがあります。
うんちの回数が週2回以下、コロコロした固いうんちが出る、うんちのときに強くいきむ、痛がる、血が付くなどがあればご相談ください。
おうちでは、うんちを我慢させない、決まった時間にトイレに座るなど排便習慣をつけるようにしましょう。朝ごはんをきちんと食べる、食物せんいをよくとる、水分摂取を多くするなども大切です。また、排便はデリケートな面があり、トイレの不安をなくすなどの配慮も必要です。
発疹の原因は、感染症や全身の病気の症状の一部として出るもの、アレルギーや皮膚の病気など様々です。
発疹の出る感染症としては、突発性発疹、手足口病、単純ヘルペスウイルス感染症、溶連菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)、みずぼうそう、とびひ、水いぼ、麻疹・風疹 などがあります。保育園や幼稚園で流行しやすいものもあり、注意が必要です。
けいれんは突然手足がピクピクと動いたり、全身が硬直したりする発作です。
こどものけいれんの多くは「熱性けいれん」です。一般に生後6か月から5歳頃までに、発熱時(通常は38度以上)に起きるけいれん発作を熱性けいれんと呼びます。ほとんどの場合は数分以内に自然におさまり、後遺症も残りませんが、長引く場合は早急な受診が必要です。発熱のないけいれんの場合も、早めに受診してください。